冷凍でアイスとして、解凍してなめらかな状態にしても
どちらもおいしく召し上がっていただける、かわいい一口サイズのモンブランです。
原料のお芋は、伊藤かおるさんの【自然栽培】のさつま芋2種。
紅はるかの方は、自慢のオーブンでじっくり焼き上げたお芋を
ほんの少しの塩のみで炊き上げ、丁寧に裏ごしした、ノンシュガーの芋あん。
その中に生クリームを入れて、小さなお芋のお菓子に仕立てました。
一方、紫芋はさつまいもと比べ糖度が少ないため
きび糖、生クリーム、バターと合わせ、クリーミーな風味にしあげています。
紫芋の香りが引き立つ、ふんわりと濃厚な紫芋のモンブランです。
2種のお芋が3個ずつ、合計6個入りとなっています。
冷凍、冷蔵、お好みの状態でお召し上がりください。
【焼き芋の物語】
▶【じっくり2度焼き】 自然栽培の焼き芋はこちら
素材を加工する、お菓子屋という仕事につき
足し算や掛け算の技術と知恵で、いかにおいしくするか?を試行錯誤してきたパティシエ人生。
それがこの数年、素材そのものが、まさに絶品というか
おいしさの輪郭やバランスが、そのものの内で、凛と調っている素材に出逢うようになりました。
かおるさんのさつま芋も、そのひとつ。
これまで何度もトライしたけれど、加工することで逆に、素材感がどうしても薄まってしまい
どう加工し手を加えるか?ばかり考えてきました。
でも関わる生産者の方は、素材感を大切に、「そのまま食べてみて!めちゃくちゃ美味しいから!」と。
生クリームや砂糖、バターを加えるよりも、そう、そのまま食べるのが一番美味い。
だから考えを引き算に切り替えて、シンプルに焼き芋にするところから。
これは大きな自慢なんですが☆
20年以上前に入れたオーブン。
どうしてもどうしても欲しくて、でも目の前には大きな借金もあって、それでも欲しくて無理やり買って。
小さな家が一軒建つくらいの、通常のオーブンの3倍もする価格なんです。
なぜ欲しかったか?
扉はめちゃくちゃ重く、密閉度がどこのオーブンよりも優れていたからです。
密閉度が高いほど、しっとりさせたい生地はしっとりと、自分の焼きたい仕上がりにコントロールできるからです。
それを思いついて、このオーブンで焼き芋にしてみようと!
ホイルで包み、アルミストーンの上で、完全に密閉して1時間半〜2時間。
そして焼けた後は、あっという間に「プラストチラー」という急速冷凍機でマイナス40度まで。
焼き芋と蒸す芋のいいとこ取りをした、やわらかい焼き芋に仕上がりました。
急速冷凍するとねっとり感も甘みも増し、繊維の角がとれ、とてもなめらかな舌触りとなります。
原料は、自然栽培のお芋のみ。
でもお菓子屋としての加工技術が生きた焼き芋。
素材そのままで十分おいしい、その持ち味を活かし、あともう一歩でも、おいしく加工する。
モンブランフジヤ風、「何も足さない」スイートポテトのような焼き芋です。
足してないけれど、「クリームやバターが入ってるかと思った!」という感想をいただくほど、濃厚でクリーミーな質感と味わいになりました。
かおるさんのお芋は、自然栽培という手法の作物ではなく、“美味しい”を求めたお芋です。
この姿勢こそが、今までと違うさつまいもの味や香りなんだろうなと思います。
かおるさんの農学校に通って、より感じる部分でもあって。
環境にいいとか、自然栽培でつくることが全て。
そんな上澄の姿勢でない、“美味しく”がはじまりの自然栽培だと思うのです。
授業を聞いてそして自分で実践してみると、”美味しい”をつくることが
結果的に人にも地球にも、そして土や微生物、菌にも喜ばれる。
*みなまるファーム、紫芋の収穫時
【全ては循環の中に】
美味しいを求めればここにたどりつく。さつまいもの加工を通して感じた時間でした。
【原料】 ◇お芋モンブラン さつま芋、生クリーム、きび糖(生クリーム部分に使用)、塩
◇紫芋モンブラン 紫芋、生クリーム、きび糖、牛乳、バター
【内容量】 6個入(2種3個ずつ)
【配送方法】冷凍便
【賞味期限】 冷凍庫に保存し、開封後は当日中にお召し上がりください。
販売価格 | 1,728円(税込) |
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